第668回 新企画(12月2期目) [ワイン]
その月に合うワインなりシャンパーニュを独断と偏見でその月の第一土曜日に紹介していく企画記事です。 今月はやはり・・・ X'masですし、シャンパーニュですよね(^_^;)
今回の記事はX'mas様に購入した為、飲んではいません。 説明だけになってしまう事をご了承下さい<(_ _)>
そんなシャンパーニュはDEUZE(ドーツ) BRUT CLASSIC NV です。
DEUTZ(ドーツ)には沢山の商品がありますがこれが一番スタンダードなDEUTZ(ドーツ)のシャンパーニュです。
また、このBRUTE CLASSIC はタイユヴァン、ペニシュラホテルのハウスシャンパーニュに認定されています。
と、いう事は、食前酒(アペリティフ)に用いられるのでフルボトルでも2日はもつ程優れたシャンパーニュと考える事が出来ます。 (アペリティフはボトルでなくてグラス売りなので)
通常良く見られるシャンパーニュの瓶とはやや異なった形をしているのに気づくでしょうか?
今回のシャンパーニュのブドウ配合比率を掲載しておきます。
* ピノノワール 35%
* シャルドネ 35%
* ピノムニエ 30%
という配合比になっています。 飲んだ感想などは後日記事にしたいと思っております。
さて、話は変わりますがX'masに飲むシャンパーニュ・・・ 色々考えてみるのも面白いと思います。 ミレジメ(ビンテージ物)のシャンパーニュにしようとか、今流行りのロゼシャンパーニュを飲んでみる・・・ など色々な楽しみが広がる良い機会だと思います。
それでは皆様良いX'masを迎えられますように!
第661回 ボジョレ・ヌーヴォー2009 の感想 [ワイン]
さて、今年のボジョレ・ヌーヴォーですが、今年も昨年同様、3本予約してその内1本は特別なボジョレ・ヌーヴォーを予約しておく という形をとりました。 (おそらくその内の1本は今年みたいに正月に飲む事になりそう・・・)
今年の特別なボジョレ・ヌーヴォー は偶々TAILLEVENT(タイユバン) がネゴシエイトしている中で2番目に価格の高い物が予約出来た為(5000円)それを最初に飲む事にしました。
↑ 箱だけでも豪華。
その名は LES CAVES TAILLEVENT BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU “PREMIUM RESERVE” です。 クリュ・ボジョレの村で収穫されたブドウも用いていますがA.O.C法(原産地呼称名称法)により、100%クリュ・ボジョレの村で収穫されたブドウを使用しないとクリュ・ボジョレ・ヌーヴォー(CRU BEAUJOLAIS NOUVEAU) と名乗れない為ビラ―ジュ・ヌーヴォー(BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU)という格付けになっています。
第660回 ボジョレ・ヌーヴォー 2009 [ワイン]
先週の終り頃からメインPCが急に調子が悪くなり、記事が書く事が出来ませんでした(-"-) 昨日には復旧に至ったので、なんとかボジョレ・ヌーヴォー の記事を書く事に間に合いました。 それでは ボジョレ・ヌーヴォー 2009 の記事です。
さて、日本は最も早く(時差の関係で)ボジョレ・ヌーヴォー が飲めると言われますが・・・ 朝・昼からお酒を飲む訳にもいかず結局夜飲む事になるので、早く飲める、飲めないはあまり関係無いと思います(^_^;)
ただ、今年は昼間にちょっとワインショップに立ち寄ったので、かなりいつもより早く飲めたと言えるかも知れません。
勿論試飲なのですが、白、ロゼ、赤 と少しづつですがボジョレ・ヌーヴォー 2009年 が飲めました(^_^)v
これから予約していたボジョレ・ヌーヴォー を飲んでみるので、明日以降もっと具体的に記事に出来るかな と思います。
それでは丁度メインPCも復旧した事ですし、またよろしくです<(_ _)>
第657回 新企画(11月2期目) [ワイン]
その月に合うワインなりシャンパンを独断と偏見でその月の第一土曜日に紹介する企画記事です。
今回はこれ
意外かもしれませんが、シャトー勝沼のスパークリングワインの2009年の新酒です。 (ルージュの方は気にしないで下さい(^▽^;) )
シャンパン程発泡性は強くないです。 香りはとても新鮮な白ブドウのフレッシュな香りで味は初秋の頃食べた記憶のある様なデラウェアのブドウそのものでアルコール度はほとんど感じません。 どちらかというと甘口ですがソーテルヌの様にベッタリした甘さではなく、程よい甘さもまたこのスパークリングワインの特徴です。
ブルーチーズと生ハムを用意しましたが、どちらもこのスパークリングワインにはとても良く合います。 ブルーチーズや生ハムの塩味がスパークリングワインの甘さとその奥深さを上手く引き出せる。 そんなマリアージュでした。
国内産の新酒もボージョレヌーボー解禁されるまでに飲んでみると面白い発見があるかもしれません。
ちなみに今年も僕のお薦めのボージョレヌーボーやはり「クリュ・ボージョレ(最上級のボージョレヌーボー」をお勧めします。 ボージョレヌーボーは最上級であっても価格差が下位の物と比べてもほとんど無い為お勧め出来ます。
モルゴン村はクリュ・ボージョレを名乗れる生産地なのでお勧めです。 因みに、クリュ・ボージョレは10の村しか名乗る事が許されない(A.O.Cに基づいて) 最高級のボージョレ・ヌーボーとなります。 その10の村の名前は Brouilly(ブルイイ)、Cbenas(シェナ)、Cbiroubles(シルーブル)、Cote de Brouilly(コート・ド・ブルイィ)、Fleurie(フルーリー)、Julienas(ジェリエナ)、Morgon(モルゴン)、Moulin-a-Vent(ムーラン・ナ・ヴァン)、Regnie(レニエ)、Saint-Amour(サン・タムール) です。
それでは今年も美味しいボージョレ・ヌーボーが飲めますように(^_^)
第648回 新企画(10月2期目) [ワイン]
その月に合うワインなりシャンパーニュを僕の独断と偏見により紹介する企画記事です。 今回はマリアージュが難しそうな中華料理(しかも四川料理)とシャンパーニュを合わせてみるという実験的要素も含まれます。
中華料理は海鮮物が入っているので比較的合いそうな「海老のチリソース」を選択。 シャンパーニュは相当個性あふれる、しかも出来ればブランド・ブランで合わせたいと思い、Nicolas Feuillatte Blanc De Blancs MILLÉSIME 2000 (ニコラ・フィアット ブランド・ブラン ミレジメ 2000年) を選択。
万が一料理との相性が悪かった時の為、マカロンラスク、ウオッシュドタイプのチーズも用意。
↑ MILLÉSIME 2000 である。
ブランド・ブランのミレジメはかなり珍しい物と思われるのでかなり期待感を持って抜栓してグラスに注いでみると、ブドウの強いフレッシュな香りが漂う。 色はシャンパーニュにしてはかなり薄く、黄金の泡とは言えない感じである。 それは、Blanc De BlancsのMILLÉSIMEならではなのだと思う。 (写真ではあまり色が表現出来ませんでした・・・)
味は極めて繊細。しかしミレジメによく見られるリキュール感も感じられる。 独特の個性を持った味はとても素晴らしい。 これなら「海老のチリソース」にとても合いそうだ。
「海老のチリソース」と合わせてみると、辛みはシャンパーニュによって見事になめらかな味にし、油ぽさもブランド・ブランのフレッシュさが消し去ってくれる。
今回のシャンパーニュは2006年シャンパンワインチャレンジで最優秀シャンパーニュ賞受賞したものなので、その味わいの良さは間違い無い物であった。
ニコラ・フィアットと言うとあまり日本では知られていないかもしれないが、ポメリーと同じくらい辛口で有名なシャンパンメーカーである。
第639回 新企画(9月 2年目) [ワイン]
その月にあうワインやシャンパーニュを毎月第一土曜日に独断と偏見で紹介する、 という趣旨の新企画も早2年目を迎える事となりました。 今月も一週間遅れての記事のなってしまいましたが、1年間支えてくれた皆様にまず御礼申し上げます<(_ _*)>
そんな2年目のワインは、
最近、EU諸国でコルクを使用しないスクリューキャップ式のワインをこれから出荷していく事で合意した事は聞いていましたが、今回のワインを含め結構スクリューキャップ方式のワインが見られる様になりました。 スクリューキャップ式の注意ですが、スクリューキャップを閉めて置けばまた翌日も美味しく飲めるなんて簡単に思わない方が良い事です。 コルク式であろうとスクリューキャップ式であろうと、空気酸化の問題は避けられず、翌日でも美味しく飲めるワインはかなり限られています。 (こう書くと高いワインなら翌日でも美味しいのだろう と思う方も多いが、そうでは無く、そのワインの濃縮度による事に留意したい。 高級ワイン程翌日までとって置けない物です)
LES OCRES (レ ゾークル) 2007 VdP ヴォークリューズ
使用ブドウ品種 グルナッシュ、シラー、カリニャン、サンソー
料理は南仏産ワインに合わせて、南仏の野菜の煮込み料理=ラタトゥイユ をチョイス。
VdPワインはA.O.Cワインより劣る事が多いのが実情ですが、特に南仏のワインにA.O.C格付けを行わず、この形式をとる事が多いです。 実際にこのワインは南仏(ヴォークリューズ)産です。
まず、色としてはやや濃い赤色。 香りはややアルコールを感じさせ、その中にブドウの香りが混じっている感じ。 飲んだ感じはややスパイスを感じさせるものがあり、4つのブドウがブレンドされている為か、複雑な果樹味がある。 やはりアルコール度数は高めだが、それを感じさせない程のフレッシュさをたもっている。 そんな感じのワインです。
さて、話は変わりましてスクリューキャップ式のワインだと安そうに見えるかどうか・・・ なのですが、ミラクルヴィンテージと呼ばれる2005年物のボルドーでもスクリューキャップ式のワインは見られたのでコルクは過去の遺物になる可能性はあると思います。 ただし、シャンパーニュは難しいと考えますが・・・。
第628回 新企画(8月) [ワイン]
今月も又、一週間遅れになってしまいました(-"-;) 独断と偏見による個人的にその月に合うシャンパーニュなりワインを紹介する企画記事・・・ ですが、今回も含めてシャンパーニュの記事が圧倒的に多くなってきてしまいました... やはりちょっとバランスも重視しなければ! と思っています。
そんな今月も ・・・シャンパーニュです(爆)
今回はRM(レコルタン マニピュラン) のシャンパーニュなのでメーカー製と違って、有名とは言えないです。
Grand Cru (グラン・クリュ) = 特級畑 のブドウのみを使用している事が、まずラベルから解ります。 (ここら辺の畑のランク付けについては後程の記事にて説明しようと思っています)
またBLANC DE BLANCS (シャルドネ100%) のシャンパーニュである事もラベルによって確認出来ます。
*産地* コート・デ・ブラン
*生産者* フランク・ボンヴィル
*品種* シャルドネ100%
です。 やはりBLANC DE BLANCS の特徴を生かして、刺身などにとても良く合います。
香り、飲み口とも、とてもフレッシュさが溢れており、シャルドネ100%利用だけあってとても力強くかつ繊細な味が何とも言えないシャンパーニュです。
今回途中で述べた様に、ラベルはシャンパーニュだけで無く、勿論ワインを選ぶ際にもとても重要な役割を果たしているのです。
第623回 新企画(7月) [ワイン]
先週の予告とおり、今月は一週間遅れでの記事になりますm(-_-)m 独断と偏見による今月のワインなりシャンパーニュを紹介する企画記事ですが、夏は(まだ梅雨明けしていませんが(^_^;) )やはり、スパークリング系・・・ というあまりにも平凡な感じですが今月はこれです
Mumm Cordon Rouge Brut (マム コルドンルージュ ブリュット) です。 マムはメーカー、コルドンルージュとは赤リボンの事です。
このラベルに描かれている赤いリボン状の帯が特徴的です。
最近、円高傾向のおかげもあり、だいぶこのクラスのシャンパーニュの値段はやや下がってきました。
実はこの マム コルドンルージュは2000年よりF1公式シャンパーニュとなり、やはりイメージとしては勝利の美酒と言っても良いでしょう。(2000年以前は モエ・エ・シャンドン)
実際の飲み口は最初辛口ですが、甘口の余韻が残るという特徴があり、誰でも味の特徴が掴みやすいシャンパーニュだと思います。
また、MUMM(マム)となると、どうしても画家の藤田嗣治を思い出します。
藤田嗣治は日本でもフランスでも有名な画家ですが、カソリックへ改宗する時、後見人となったのがこのMUMM社の社長である事も有名です。
そして藤田嗣治は、レオナール・フジタ となった訳です。
藤田嗣治は戦中も画家であった為、旧日本軍から他の画家同様、戦争画を強制的に描かされました。
そして日本が敗戦するや、戦争画を描いた責任の全てを日本の国は藤田嗣治一人に押しつけられました。 そして彼は二度と日本へ帰ること無くフランスの地にて最期を遂げました。
その時の藤田嗣治のメッセージが
「私が日本を捨てたのでは無い! 日本が私を捨てたのだ!」
という、今でも残る悪き習慣(誰か一人を犠牲にすれば物事が解決するという考え) に一言疑問を投げかけています。
それに対して、今亡き藤田嗣治(レオナール・フジタ)は現代も変わらぬこの悪き習慣をフランスはランスの町(フジタ礼拝堂)でどう考えているのでしょう? やはり残念な気持ちで日本を見ていると思います。
今回はちょっとネガティブな文章も入ってしまいましたが、これから衆議院解散選挙もある事ですから、少し政治的問題も含めた内容としました。
第613回 新企画(6月) [ワイン]
毎月、第一週目の土曜日には僕の独断と偏見? による、ワインなりシャンパーニュを紹介する企画を始めましたが、4月、5月は残念ながら頓挫した形になりました(>_<) 今回は家にあるけれど・・・ 開けられないシャンパーニュを紹介したいと思います。
この荘厳な箱だけで凄い感じを醸し出しています^^;
箱を開けると・・・ 黄色いセロハンが瓶全体を覆っています。 一体このシャンパーニュは?
知っている方なら一度は聞いた事があるかも知れませんが 「LOUIS ROEDERER CRISTAL (ルイ・ロデレール クリスタル) の1999年物です。
名前の通り、瓶はクリスタルガラス製です(昔はバカラ製だった) なお、このシャンパーニュはロシアの皇帝アレクサンドルⅡ世の為に造られました。 爆弾が仕掛けられない様に普通ワイン瓶にはくぼみがありますが、このシャンパーニュにはありません。 またクリスタルガラス製で透明なのは何か毒物が仕込まれていないか一目で解る様に工夫されたものです。 ただ、透明のクリスタルガラス製だと光による劣化が避けられない為、黄色いセロファン紙で覆ったのです。
またルミアージュ(動瓶)も全て職人の手作業で、感だけを頼りに行います。
丁度最初に造られた年は、何とアメリカの独立記念日と重なります。
これだけ立派なシャンパーニュだと流石に相当喜ばしい出来事でも無い限り飲めません(^_^;) (実は1999年物もう一本と2000年物の合計3本あるのですが・・・)
このシャンパーニュを開ける事・・・ おそらく無いでしょう(爆)
*お詫び* 今週の日曜日重要な用件がある為、皆様のブログの訪問、及びコメントのレス、更には日曜日恒例の記事? も遅れると思いますが、どうかご理解頂きたく存じます。 大変申し訳御座いません<(_ _)>
第593回 新企画(3月) [ワイン]
その月に合うワイン、なりシャンパンを独断と偏見(?)により紹介する記事も6回目ですが・・・ 毎月初めの土曜日に記事にする事にしていましたが... 今回は最近の体調不良の原因で1日遅れてしまいましたm(*T▽T*)m なお、先月のプレゼント企画ですが2名程(たぃさん様、スミッチさん様)希望者がいたので、2名共にプレゼントする事にしました。 後程メッセージをお送りしますのでお待ち下さい。 返事が大変遅くなった事申し訳御座いませんでした。 てな感じでゴー
3月 ・・・ すなわち年度末。 平成20年度最後にふさわしいと思ったのは
これ。 有名過ぎるかも知れませんが、偉大なシャンパーニュです。
ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン イエローラベル です。 ヴーヴ・クリコ・ポンサルダンシリーズの中では最もスタンダードなシャンパーニュかと思います。 (配合比は ピノ・ノワール 50~55%、ピノ・ムニエ15~20%、シャルドネ28~30%)
やはり、シャンパーニュとマカロンのマリアージュ(組み合わせ)は僕的には最高です(^_^;) (今回のマカロンはセバスチャン・ブイエの物)
このヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社はシャンパーニュ地方中核都市REIMS(ランス)市にあります。 カテドラル(ノートルダム大聖堂) から歩いて約10分。 REIMS(ランス)駅より歩いて15分位の所にあります。
↑ ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社
さて、感想ですが、それ程個性は強くないが驚くほどフレッシュな果実の香り。 飲んで見ると、とてもバランスがとれていてフレッシュ感がとても生かされ、でもシャンパーニュらしいコクが後を引くこれまた見事なシャンパンです。
なぜ、これが年度末にふさわしいのか? 実はシャンパン製法の中にルミアージュ法(動瓶法)を開発したり、そのピュピトル(澱下げ台)も開発し、シャンパンの大量製法を可能にしたのはヴーヴ・クリコ社です。 その偉大さを尊敬してセレクトしました。
来年度から新生活を始められる方などには同社のビンテージ品なんか最高なアイテムだと思います。
という訳で「平成21年度を明るくする一本! 」
~ どこにも幸あれ コロんでも 凹んでも エブリバーディsinging♪ ~
で、ガンバランスdeダンス