第113回 パソコンについて「かなり」難しい話!?
パソコンについて今回は述べていきたいと思います。 最初はやはりパソコンの頭脳であるCPUについてです。かなり「難しい」言葉も出てきますが・・・ てな感じでゴー
CPUを製造している会社は概知の通り「intel」社と「AMD」社の大きく分けて二社あります。
今回は誰もが知っている「intel」社のCPUについて述べてみたいと思います。
知ってると思いますが、今まで「intel」社は「Pentium」シリーズを出していましたが昨年の夏頃から「Core」シリーズを新たに「投入」してきました。
この「Pentium」シリーズと「Core」シリーズの違いは何なんでしょう?
その答えは
「Pentium」シリーズは、「NetBurst マイクロ・アーキテクチャ」を採用していて
「Core」シリーズは、「Core マイクロ・アーキテクチャ」を採用しています。
これじゃ、全然わからないですよねσ(^_^;)アセアセ...
はっきり言えば、「NetBurst マイクロ・アーキテクチャ」は「力任せ」的なCPUでどんなに「消費電力」を食おうが、「性能」さえ出せれば良い! と言う感じです。
ここで、両方とも「デュアルコア」CPUである、
「Pentium D」プロセッサー 「Core2Duo」プロセッサー を比べてみたいと思います。
「Pentium D」は「TDP」⇒「消費電力」がシリーズにもよりますがだいたい140W近くあります。その為電源も500W以上の電源が必要となります。
「Core2Duo」は「TDP」は65Wと半分以下で電源も250W位で十分と言われています。
ここで、「かなり」難しい話になりますが、「Core マイクロ・アーキテクチャ」の利点についてあげます。
1.『 Core 2 Duo 』では、さらに『スマート・キャッシュ』を発展させた、
『進化型スマート・キャッシュ』の採用。
進化した部分は、1次-2次キャシュ間のバス幅(帯域幅)を2倍に、
容量も2倍(2MB→4MB)とした点のようです。これは、かなりの
効果が期待されます。
さらに、『 Core 2 Duo 』に追加された4つの機能を列挙しておきます。
1クロック当たりの命令処理数、IPC ( Instruction
per Cycle )を増やすことで、周波数を上げずに、演算処理効率をあげ、消費電力
を落とす、これが「 Core マイクロアーキテクチャ」の主目的です。
2.ワイド・ダイナミック・エクスキューション
・1クロック当たり最大4個の命令をフェッチ、デコード実行可能。
(従来は、最大3個)
・2つの連続した命令を1つに置き換えて、まとめて実行する機能など。
(Macro Fusion機能)
3.アドバンスト・デジタル・メディア・ブースト(SSE 演算の強化)
SSE 演算器を、2倍の128 ビット化したので、従来の2サイクルの演算が
1サイクル処理に速度アップ。
4.スマート・メモリー・アクセス(メモリーアクセス待ち時間の改善)
待ち時間を減らすため、プリフェッチ(先読み)技術を強化した。具体的
に、メモリーアドレスの規則性を解析し、先読みできそうなら、投機的に実
行するというもの。失敗しても従来通り、成功すれば速くなるという発想の
ようだ。その他、メモリー・ディスアンビギュエーション(あいまい解消)
などがある。
5.インテリジェント・パワー
・各CPU コアが独立して、ACPI(Advanced Configuration & PowerInterface)
動作。
・各CPU 動作中でも、64 ビット処理時など、不要回路の半分は節電オフ。
これでもわかる人は「ほとんど」いないでしょう。
簡単に結論を述べれば「電気消費量」が大きくて「高クロック、高周波周」は誰もが望まなくなり、「電気消費量」が少なくて「効率」の良いCPUを望むようになったことでしょう。
でも実は「intel」は非常に悪運が強いんですね(゚-゚;)ウーン
そもそも適当に「ノート」用CPUにデュアルコアを「投入」するにあたって「Core Duo」と言うCPUを「開発」した訳ですが、「intel」の「予想外」に性能が良かった為、救われたようなものですから・・・。
と言う訳で今回は
~ 運命はgood luck ! 万事ジャンプする~ ~
で、ガンバランスdeダンス
CPUのクロック周波数って
3.6GHzくらいから上がっていないので
どうなったのかなと思っていたのですが
敢えて周波数を上げていなかったんですね。
クロック数を上げないのは消費電力もあると思いますが
発熱問題も大きいのではないでしょうか?
とくにノートPCにとっては切実な問題だと思います。
by gakan (2007-03-22 21:14)
gakanさんnice&コメント真にありがとう御座います。
intel社では非公開ですけどPenrium4 7Ghz というCPUを開発済だったそうです。しかしCoreDuo がベンチマークの結果Pentium4 7Ghzの約2倍の性能だったそうです。
gakanさんがおっしゃる通り発熱もクロックを上げれば大きくなるので、高クロックCPUでは「液体窒素」冷却なんかも行われたそうですがさすがにそれではパソコン自体の価格に大幅に響きますから、やはり低クロックでもコアの数を増やせば性能は上がるし発熱の問題も解決出来ると言う訳です。
by ネオ・アッキー (2007-03-23 00:08)