ボジョレー・ヌーヴォー解禁日と本ブログ開設12年目突入 [ワイン]
毎年11月第3木曜日に解禁されるボジョレー・ヌーヴォー は地区生産量の約三分の一で、A.O.C.ボージョレとA.O.C.ボージョレ・ヴィラージュ、A.O.C.ボージョレ+コミューヌで造られています。
Crus du Beaujolais(クリュ・デュ・ボージョレ) は10 Crus あります。
北から南へ、Saint-Amour(サン・タムール)、Juliénas(ジュリエナス)、Chénas(シェナス)、Moulin-à-Vent(ムーラン・ア・ヴァン)、Fleurie(フルーリー)、Chiroubles(シルーブル)、Morgon(モルゴン)、Régnié(レニエ)、Brouilly(ブルイィ)、Côte de Brouilly(コート・ド・ブルイィ)
の10のCrusで生産されたものが(クリュ・デュ・ボージョレ)となるわけです。 因みにヌーヴォーはボージョレ地区では赤とロゼしか承認されていません。 では、何故、白のヌーヴォーが存在するのかですよね・・・。 良く産地をみてみるとBeaujolais(ボージョレ)ではなくMâcon(マコン)となっているはずです。 (因みにブドウの品種はシャルドネ)
何年か続けて飲んでいたフランスの名門レストランTAILLEVENT(タイユバン)のセレクト品は既に完売の為今年も引き続き<ドメーヌ・ラ・プレーニュ>ボージョレ・ヴィラージュプリムール Beaujolais Villages Primeur Domaine de La Plaigne と、<ドメーヌ・デュ・トラコ>ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ノン・フィルトレ Beasjolais Villages Nouveau Non Filtre にしてみました。 (Primeur (プリムール)とは、はしりのワインという意味で、ヌーヴォーと同じ意味です)
樹齢40年以上の木から出来たブドウを全て手摘みしているらしいです。 Régnié(レニエ)村で4代にわたり100年以上ワインを生産している造り手によるものです。 ほろ酔い猫の可愛らしいラベルも良いと思います。(今年は黄色のラベルからピンクのラベルになりました)
こちらは、フィルターを施さない純粋な味わい 樹齢も30~45年にもなる自社葡萄畑の特に出来の良いキュヴェのみから造られている一品だそうです。
↑ 今回のボージョレー・ヌーヴォーに合わせた料理は、フランス人直伝のラタトゥイユ(Ratatouille)と今回はBourgogne (ブルゴーニュ地方)の定番料理であるJambon Persillé (ジャンボン・ペルスィエ)(日本的に訳すとハムとパセリのゼリー寄せ)Chablis de la Jambon(シャブリ入りトマトソースのハム添え) をボージョレに合わせてみました。 Jambon Persillé (ジャンボン・ペルスィエ)は、ハムとパセリ、それにブイヨンスープとゼラチンがあれば簡単に手作りできるので今回はラタトゥイユ(Ratatouille)と共に、手作りしてみました。 あと、ブルー・ド・オーヴェルニュ A.O.P のナチュラルチーズとカマンベール A.O.P の2種のチーズの盛り合わせ、生ハムの盛り合わせを合わせてみました。
<ドメーヌ・ラ・プレーニュ>ボージョレ・ヴィラージュプリムール(Beaujolais Villages Primeur Domaine de La Plaigne) を飲んでみた感想は、色調は紫がかったルビー色で、味はフルーティーでちょっとタンニンの渋みも感じられます。 またMC(マセラシオン・カルボニック製法)で造られている為、キャンディのようなチャーミングな香りがしました。 (左側です)
<ドメーヌ・デュ・トラコ>ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・ノン・フィルトレ Beasjolais Villages Nouveau Non Filtre を飲んでみた感想は、色調は紫がかったルビー色なのは同じですが、こちらの方が若干濃い目なニュアンスがあります。 味は、フィルターを通していないので、ざらついた感じがあります。 ピュアな葡萄ジュースの様な味わいが印象的でした。 (右側です)
最近では、ボジョレー・ヌーヴォーは、バブル時期の過去の遺産など言われますが、世界中では新酒を祝う習慣のある国も多く、そういう意味では、 ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日を祝う事は意味のあることだと、私は思います。
話は変わりますが、2006年11月11日が曽根風呂開設日で曽根風呂も開設12年目を無事迎える事ができました。 ここまで長く続けられたのも皆様のおかげだと感謝しております。 これからもよろしくお願い致しますm(._.)m
でも、この12年目に達するまで色々な事がありました。 2006年当時を知っている曽根風呂ガー様も今では数える程ですし・・・。 (やめられてしまった方も多いですね・・・ 最近特にそう思います) 本ブログも開設当時とはかなり?趣旨が変わってしまいましたが、その内、趣旨も元に戻そうかと思案中です。 まぁ、色々な風呂ガーの方々がいらっしゃったのは確かです。 写真なども先輩の風呂ガー様の真似をして画質向上に力を入れてきました。 今後も色々研究して、更なるブログの質の向上を図っていこうと思っていますのでよろしくお願い致します。
「晴」