第３４４回 ちょっとケミカル？

　　　　　　　　ちょっとケミカルと言ってもどこがケミカルなのか分からない（爆）　携帯電話が水没した際のレスキュー方法？　を少し記述しておきます。　　　　　てな感じでゴー

 

　　　　ほぼ日本人の全員に普及した携帯電話ですが「水没」の話は殊のほか良く耳にします。　今回は携帯電話が万が一水没した場合のレスキュー方法を、しかも出来るだけ手軽で安全な方法をご紹介したいと思います。　

 

　　　　最初に述べておきますがこの方法は１００％復活出来ない事もあるという事を念頭に入れて下さい。　あくまでもレスキューですから。

 

　　　　当然と言っては何ですが、用意する物はあります。　それは下記の二種類の物です。

①　無水エタノール　（薬局にて購入約１５００円（５００ｍｌ）位）

②　ビーカーが望ましいが携帯電話が無水エタノールに浸かる程の深さがあれば何でも代用可（例：タンブラー　料理用ボウル）

 

　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑　　無水エタノールです。（各社から販売されています）

 

 

　　　　　それでは手順ですが水没した携帯電話を①の無水エタノールに完全に浸して５分待ち、その後取り出して自然乾燥させる。　　これだけです。

　　消毒用エタノールではダメですよ。　必ず無水エタノールを使用する事がコツなのです。　　なぜなら水没した携帯電話を無水エタノールで水分を吸収し乾燥する役目を果たしているので９９．５％という高い濃度のエタノールでないと意味が無いのです。

　　エタノールは水溶性でかつ脂溶性でもあるし速乾性を持つといった化学のちょっとした応用です。　　この方法の注意点はただ一つ　絶対に火気厳禁です。　これは絶対に気をつけて下さい。

　　あと最初に述べた様に１００％復活出来ない事もあります。（水没してから処置が早ければ早い程復活率は高いです）　　ですがこの方法で復活出来たならその後問題無く使用出来ると思います。　（出来れば自己実験のレポートもしたいのも山々なのですが、わざわざ故意に携帯電話を水没させて実験というのも中々アレなので・・・(￣_￣ i)　）

　　ほぼ１００％復活出来る方法には有機化学系の（パソコンやその他基盤を作る為の薬剤）薬剤を用いる方法もありますが、まず一つに基本的に入手困難である事と薬品自体非常に高価であること。　次に有機化学系薬剤は人体に有毒なものが多い為、一般には勧められない事等ありまして無難でかつ成功率も高く一般に入手しやすいもので考えた結果　無水エタノールに行き着いたという訳です。

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　という訳で今回は久し振り？に有機化学で

 

 

 

　　　　　　　～　　　　そんでもってプレッシャーも⇒リフレッシュ　　　　　～

 

 

 

 

 

 

で、ガンバランスdeダンス

コメント 14

コメントの受付は締め切りました

おお！無水エタノールだ！
ドライアイスは使っちゃいけませんよね（笑）
by ヴァンちゃ (2008-01-29 12:27) 

水の中から取り出して
ドライヤーなどで早く乾燥させるという
方法で復旧は出来ないのでしょうか？
洋式の便器で用を足した時に
ポケットからこぼれ落ちるというパターンが
多いんですかね~。
by gakan (2008-01-29 20:05) 

なんという知識。恐れ入りました。
ぜひ、タビネズミ新党にほしい人材だ・・。nice!
by 新・タビネズミ (2008-01-29 20:23) 

私が以前水没させたときは、ドライヤーで一時しのぎをしました。
携帯電話会社の人は、お菓子に入ってる乾燥剤をいくつか袋に一緒に入れておくと良いと言ってましたね。
でも、やっぱり水没させたらダメになっちゃいますよね（＾＾；）
by (2008-01-29 22:05) 

こんにちは。
ネオアッキーさんの博学ぶりには、いつもながら驚かされますね。
ネオアッキーさんは、どうして、こんなにいろいろなことをご存じなのか、知りたくなりました(*^_^*)
by TOM (2008-01-30 11:48) 

へ〜、すごいですね〜。エタノールなんて普通まず
思いつかないですよね〜。
今使ってない携帯があるから、試してみよっかなぁ。(^_^)v
by ラミーキッズ (2008-01-30 12:57) 

そそそ・・・そんな方法が！！
すごいですね～。私も経験あります。ジーンズのおしりのポッケに仕込んだ携帯ちゃん。トイレにはまってさあ大変。
その日は新入生の入学式。上級生は携帯を使って新入生の部活勧誘。
電話の使えない私は肩身がせまかったぁ＞Å＜

こんどぽっちゃんしたらためしてみまぁす。
by まめ (2008-01-30 13:52) 

　くっきもんちゃんさんnice!＆コメント真にありがとう御座います！
無水エタノールの登場です！　昔、無水エタノールで作ったスクリュードライバーが一番旨いんだ～　と言っていた人を思い出しました。
話が脱線しましたがドライアイスに無水エタノールを入れると－９０度以下になるので色々実験出来ますが凍傷には気をつけて下さいね。
by ネオ・アッキー (2008-01-30 19:20) 

　 gakanさんnice!＆コメント真にありがとう御座います！
ドライヤーで乾かすという方法は結構ポピュラーかも知れませんが、基盤内に入った水が完全に乾かしきれず、結局ショートを起こして携帯電話が壊れるんですね。　なので液体には液体を持って水分を完全に取り除くという方法なんです。　無水エタノールは強力な脱水作用があり、かつ電子基盤を傷めないので。
by ネオ・アッキー (2008-01-30 19:28) 

　新・タビネズミさんnice!＆コメント真にありがとう御座います！
党首に認められるなんて。　非常にうれしいです(＾▽＾)
余談ですがこの方法コンパクトデジカメが水没した際のレスキュー法としても応用出来ますよ。
by ネオ・アッキー (2008-01-30 19:32) 

　ドラさんnice＆コメント真にありがとう御座います！
そうですね～　ドラさんも水没事故ありましたね。　　ドライヤーで一時しのぎは何とか出来るのですがやはり基盤の（特にコンデンサー）部分が乾かしきれていないのでやはり故障は時間の問題ですね。　　お菓子に入っている乾燥材はもう乾燥材の役目を終えている場合が多いので、デシケーターの様な特殊な器具を使わないとダメかと・・・。　　　　←そんな大がかりなもの普通持ってないですよね(ﾟｰﾟ;
by ネオ・アッキー (2008-01-30 19:42) 

　TOMさんコメントありがとう御座います！
それ程大袈裟なものでは無いので(^_^;)　　ただ有機化学はとても好きでしたし得意でした。　化学は有機化学の視点から考えるとわかりやすいんですね。（特に分子の考えでH2Oと考えるよりH－O－H　と書いてみると分かりやすいかと・・・）
by ネオ・アッキー (2008-01-30 19:49) 

　ラミーキッズさんnice!＆コメント真にありがとう御座います！
毒を持って毒を制す・・・ならぬ、液体を持って液体を制す・・・。　というトンでも発想です(￣ー￣；　　　もし試してみて成功したらレポください(^o^)/
by ネオ・アッキー (2008-01-30 19:54) 

　まめさんコメントありがとう御座います！
以外な方法でしょう。　　肝心な時に携帯電話水没は結構厄介ですね。　いくらこの方法でも外出先で水没した場合は難しいですね。　肌身離さず無水エタノール持ち歩く人もいないでしょうし・・・。　　でも帰ってからでも完全復活出来る可能性は高いですよ。
by ネオ・アッキー (2008-01-30 20:02)